アンティケール・パリについて
ジュエリー職人の技が光る品を中心に、現代でも気兼ねなく着けられるような、アンティーク/ヴィンテージ・ジュエリーを厳選して、フランスからご紹介します。
いにしえの職人の精緻な手仕事に魅了されて始まったコレクション。もっと多くの方に見て頂きたいとの思いから、アンティケール・パリは生まれました。
アンティケール・パリの始まりの初まり

ある寒い朝、パリのお気に入りの界隈で、道の両脇にびっしりと並んだ白いテント。近づいてみると、それらは小さな骨董店のスタンド達。所狭しと並べられたアンティークの品々。時間を忘れて見て回り... そして出会った一目惚れの品。
幾つもの小さな宝石と、それらを取り囲むように施された精緻な装飾。元々ジュエリー好き、手仕事好きの私が、いにしえの職人の確かな技術とプライドに、心を掴まれた瞬間です。
コレクター誕生

一目惚れの品を手にしたあの日、仲良くなった2軒の骨董店。
一見気難しそうだけど笑うと優しくて、「人生とは何か」まで指南してくれる、実にフランス的なマダム。
そして、商品知識が豊富な息子さんと、それを支えるお母さん。かじかんだ手で一生懸命説明をしてくれたのが印象的。真面目な仕事振りが伺えます。
毎回彼らの展示を見に行くところから、私のコレクションが始まります。
そしてアンティークジュエリーの知識を高めたいと、独学で勉強を始めます。
更なる出逢い

色々な骨董市に顔を出す度に輪が広がり、多くの職人技に触れていくことになります。
ジュエリーの次に出逢った品は懐中時計。恰幅の良い初老の店主が見せてくれた、100年以上前に作られたという機械式時計。文字盤の装飾まで全て手彫りの、細やかな職人技に心を奪われました。
そして、機械式時計の仕組みの素晴らしさ。巻かれたバネが戻る力だけで、全てのメカニズムを動かすなんて。
こうして、機械式時計にも魅了され、時計の仕組みについても調べ始めることになります。
古の職人技へのリスペクト
熟練の職人によって作られた品々は、ずっと見ていても飽きる事がありません。繊細で正確な仕事振り、職人のプライド、使う人への想い、仕事に掛けた時間まで感じられます。それらの品を手にした時、私たちはその背景にあるストーリーも一緒に受け取っていて、実はそれこそが貴重なのではないか、と思えるのです。
フランスには有名ブランドが数多くありますが、銘を打っていない品であっても、素晴らしい品がたくさんあります。そして、次に使って下さる方が現れるのを待っています。
アンティケール・パリでは、現代でも日常的にお使い頂けるような、アンティーク/ヴィンテージジュエリーをご紹介します。
皆様それぞれの「一目惚れの品」を見つけて頂けたら幸いです。